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Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 閉鎖都市・「ゴミ箱の中の子供達」 第16話 ゴミ箱の中の子供達 第16話 「ごめんなさいね、ゲオルグ」 すまなさそうに謝る姉のイレアナの姿に、ゲオルグは脱力の息を吐いていた。 姉が倒れたという急報に急いで駆けつけてみれば、姉は自室のベッドの上で穏やかに微笑んでいた。話を 聞くと、どうやら風邪か何かで熱を出し、それでも無理に体を動かそうとしてめまいを起こしたらしい。大事で なかったことの安堵と、心配が肩透かしで終わったことによる脱力が、ゲオルグに一際大きなため息をつかせた。 もっとも、姉のいくらか上気した顔に、テンポが遅れた受け答えと、体調が悪いことには変わりなさそうだった。 「今日はしっかりと体を休めること」 「分かったわ」 イレアナが微笑みながらの頷きに、ゲオルグは笑みを返す。 イレアナとのやり取りを終えたところで、ゲオルグは脇から声をかけられた。声の主はゲオルグをここに呼び出した 張本人であるエリナ院長だ。 「ちょっといいかい、ゲオルグ」 いったい何だろうか、とゲオルグが視線を向けると、院長は申し訳なさそうに話を続けた。 「イレアナが倒れて手が足りないんだよ。孤児院の仕事を手伝っちゃもらえんかね」 孤児院の手伝いを院長は願い出る。なんだそんなことが、と考えていたゲオルグに拒否する理由はなかった。 「ああ、構わないが」 特に深く考えることもなくゲオルグは手伝いを引き受ける。だが、承諾の言葉を最後まで言い終えたところで ゲオルグははたと気づいた。俺、夜勤明けだ、と。現在の疲れ具合から、ゲオルグは自分の体力の限界を演算する。 計算結果は、そう長くはもたな――いいや、大丈夫だ。芳しくない推測を、ゲオルグは慌てて打ち消した。すでに 承諾してしまった手前、後には引けないというのもあったが、もっと厳しい状態に耐え抜いた経験がゲオルグの 楽観論を後押しした。"子供達"の教育隊にいたころを思い出せ、とゲオルグは過去を思い返す。半年に及ぶ 新兵教育の総仕上げに行った100km行軍と総合攻撃演習、あれは辛かった。重い装備を背負って丸2日都市西部の 丘陵地帯を輪を描くように歩き続け、へとへとになったところで教官相手に戦闘演習だ。100km行軍の方は足にできた 豆が潰れて、後半は一歩踏み出す度に涙が滲み出た。総合攻撃演習にいたっては記憶は殆ど定かではない。ただ、 やけっぱちになって、大声を張り上げながら無我夢中で突撃したことを覚えている。これに比べれば、夜勤明けで ここの手伝いなど取るに足らないのだ。そう自分に言い聞かせて、ゲオルグは己を奮起させた。 「じゃあ、いってくるよ」 「いってらっしゃい、ゲオルグ。でも無理だけはしないでね」 ゲオルグを見送る姉の眼差しは、どういうわけかどこか心配そうだった。 屋上の扉を開ける。太陽光がゲオルグの徹夜明けの目を刺した。吹き抜ける風は清涼感に満ちていて心地いい。 屋上のコンクリートの床面に抱えていた洗濯籠をおろすと、ゲオルグは手で影を作りながら空を見上げた。視界全体を 突き抜けるような青が覆う。雲ひとつない陽気。絶好の洗濯日和だ。沸き起こる開放感にゲオルグは体を伸ばして 関節を鳴らした。 姉の代わりとして孤児院の仕事を手伝うことになったゲオルグに割り振られた仕事は洗濯物だった。たかが 洗濯といえど、孤児院全体になるため、なかなかの量になる。洗濯機から取り出したばかりの湿った洗濯物を 屋上に運ぶのも、1つや2つなら楽なのだが、実際は輸送を待つ籠が後4つ、稼働中の洗濯機がさらに4つある。 全体を考えると結構な大仕事だ。 さてやるか、と己を張り切らせるように呟くと、ゲオルグは洗濯物とともに持ってきた洗濯紐を持ち上げた。 屋上に立てられたポールに手際よく洗濯紐を渡していく。全ての洗濯紐を張り巡らせると、ゲオルグは洗濯籠に 詰まった洗濯物に手をつけた。軽く払って皺を伸ばすと洗濯ばさみを使って一つずつ紐にかけていく。 混在する洗濯物をシャツはシャツ、タオルはタオルとご丁寧に紐ごとに仕分けていくのは中々楽しいものだ。 洗濯する紐に下がったシャツやタオルが風に吹かれてはためく音も、味わい深い。仕事の中に楽しさを見つけ、 上機嫌で洗濯物を干していると、不意に背後の屋上の扉が開く音がした。振り返ってみれば2人の少女が こちらに向かって駆けていた。 「ローゼにクララ、どうした」 ゲオルグの前で止まったローゼとクララは、大きな瞳でゲオルグを見上げると言った。 「ゲオルグお兄ちゃん、干すの手伝うよ」 「てつだうよ」 思っても見なかった支援要請に、ゲオルグの頬はついつい緩んでしまう。期待できらきらと輝くこの眼差しで 見上げられて拒絶などできるものか。 「手伝ってくれるのか。ありがとう。」 穏やかに微笑んで、ゲオルグは小さな助っ人2人を受け入れた。 では、何を頼もうか、とゲオルグが考えようとしたところで、ローゼとクララは洗濯籠に向かって駆け出した。 洗濯籠に取り付いた彼女達は中に詰まった洗濯物をそろって掘り返し始める。やがてローゼがクララの手伝いを 受けながら1枚のシャツを掘り起こした。ローゼの手伝いを終えたクララは脇に置いた小箱からハンガーと洗濯ばさみを 拾い上げる。双方手に持つべきものを持ったことを確認すると、そろってゲオルグの所へパタパタと足を鳴らして 戻っていく。はい、と差し出された洗濯物に、ゲオルグは随分手馴れているなと内心で感心していた。 「ありがとう、しかし、いつも手伝っているのか」 「うん、あたし、いつもお姉ちゃんの手伝いしてるの」 「クララもしてるよ」 「そうか、それは偉いな」 洗濯物を受け取りながら、ゲオルグは2人の言葉に目を細める。1度皺を伸ばすように払っていると、2人は次の便のために 洗濯籠へと向かっていった。その後姿を微笑ましく見送ると、ゲオルグはシャツをハンガーで洗濯紐に吊るした。 ゆっくりと上っていく太陽に、洗い立ての洗濯物が眩しく輝く。屋上を吹き抜ける風に、洗濯物は気持ちよさそうに はためいた。今日は洗濯物がよく乾くだろう。 太陽は天頂に達し、思い思いに遊んでいた子供たちは食堂へと集まっていく。その流れに逆らいながら廊下を 進むゲオルグの手には湯気が立ったスープを乗せたお盆があった。 姉の部屋の前に立つ。お盆を片手で支えると、ゲオルグは空いた片手でドアをノックした。間を空けずに、どうぞ、と 声が返ってきたので、ゲオルグはドアノブをまわし、部屋に入った。昼の日差しが差し込む明るい室内は桃色の 小物で小奇麗にまとめられており、女性らしい可愛らしさを感じる。朝は感じる余裕がなかったが、女性の部屋に 入っているのだとゲオルグは実感した。 お盆を持ったままゲオルグはベッドに歩み寄る。ベッドの上の姉イレアナは、上体を起こしてゲオルグを出迎えた。 「体調はどう」 「少し寝たせいか、大分良くなったわ」 「それは良かった」 イレアナの容態が良くなったことに、ゲオルグはほっとする。朝、上気していた顔も、現在は大分赤みが引いている。 熱も下がっているのかもしれない。 安堵しながらゲオルグはベッドの脇の化粧台にお盆を乗せた。 「お昼、シモナ姉さんがチキンスープを作ってくれたから」 「持ってきてくれたのね。ありがとう」 イレアナの笑みにゲオルグは微笑を返す。食事の輸送はこれで終了だ。それじゃあ、と声を交わしてゲオルグは 踵を返す。すると背後から、ゲオルグ、と呼び止められた。何事かと振り返ると、イレアナが口を大きく開けていた。 「あーん」 食べさせてくれ。そういうイレアナの意図をすぐさま理解したゲオルグは呆れ果てる。いい歳して何をやってるんだ。 雛鳥のごとく口を開けたままの姉を無視して、ゲオルグは踵を戻す。背を向けると背後から、待ってぇ、と語尾を 延ばした声がゲオルグを引き止めにかかった。不機嫌さを露にしながらも、ゲオルグは再度振り返る。ベッドの上の 姉は先ほどとは打って変わって口を閉じ、悲しげに眉をひそめていた。 「駄目?」 上目遣いでじっと見つめるイレアナの眼差し。そんなに悲しげな目で見つめられたら、断りきれない。ため息を1つつくと、 ゲオルグは化粧台の椅子に腰を下ろした。心の中でゲオルグは悪態をつく。まったく、女ってずるい。 「今日だけだからな」 「やったぁ」 花が咲いたような笑顔とともに手を広げて喜ぶ姉にゲオルグは思う。この人は本当に病人だろうか。ともあれ 承諾してしまった手前、もう引っ込みはつかない。全てを諦めて、ゲオルグはお盆に乗せたスプーンを手に取った。 未だ湯気が立ち上るスープにスプーンを入れて、スープを掬い上げる。このままでは熱いだろうと、息を吹きかけて 冷ましてやる。ここまで気が回るのはいったい何の性だろうか。自問自答しながらゲオルグは、だんだん自分が 恥ずかしくなった。だが―― そろそろ頃合だろう、とゲオルグは息を吹きかけるのを止めて、にこにこと微笑みながら待っている姉に視線を向けた。 「ほら、あーん」 いたってぞんざいにゲオルグは言う。そんなゲオルグにイレアナは何も言わず笑顔のまま口を開けた。大きく開いた 彼女の口の中にゲオルグはスプーンを差し入れる。程よくスプーンが口内に入ったところでイレアナは口を閉じた。 スプーンを通して伝わる舌の蠕動を感じながら、ゲオルグは閉じた口からスプーンを引き抜く。やや間を空けて、 イレアナは小さく喉を鳴らすと、微笑んで言った。 「美味しい」 ――イレアナの浮かべる幸せそうな微笑み。それを見ていると、ゲオルグは身に降りかかった不条理全てを許せる気になれた。 昼食の時間は過ぎ去り、太陽は緩やかに下降を始める。子供達は思い思いに遊びを始め、ゲオルグはそのお守りを 指示された。転んで膝をすりむき泣き出した子供に絆創膏を張ってやり、玩具の取り合いから始まった喧嘩を割って 入って仲裁してやり、足元にまとわり着いて本を読んでとせがまれれば言われるがままに本を読み聞かせてやる。 次々に起こるトラブルと、次々にねだられる子供達の要求をゲオルグは懸命にこなしていく。目が回るような忙しさの中 ゲオルグが気がついたときには午後3時を回っていた。 3時のおやつというものはこの孤児院でも有効だ。子供達はおやつを食べるべく皆一様に食堂へと向かっていく。 孤児院の幼児用読書室で子供達がいなくなったことの静けさに、ゲオルグはようやく息をついた。 子供達はおやつの賞味中だ。その配膳と後片付けなどを考えれば30分は戻ってこないだろう。ようやく手に入れた 自由時間。ゲオルグはどこかでゆっくりと体を休めたかった。だが、それよりも気になることが1つあった。疲れた足で 向かったところは孤児院の宿泊棟。人気のない廊下を進んだゲオルグは、程なくある一室の前で立ち止まった。 姉イレアナの部屋だ。昼はかなり調子よさそうにしていたが、体調を崩していることには変わりない。姉の様子が 気になってならなかった。 入る前の礼儀として、ゲオルグは当然のごとく戸を2度手の甲で軽く叩く。合板が響く軽い音が静かな廊下に響いた。 そのままの体制でしばしゲオルグは待つ。だが、返事は返ってこない。不審に思いゲオルグはドアを再度、やや強めて ノックする。だが、これも返事が返ってこない。耳を澄ますが物音1つしない。どうしたのだろうか。逡巡したゲオルグは、 程なく失礼を承知でドアノブに手をかけた。そっとドアを押し開いてゲオルグはイレアナの部屋に入る。静まり返った室内を進み ベッドに歩み寄れば、果たしてイレアナはベッドの上で静かに眠っていた。 眠っていただけか。イレアナの寝顔にゲオルグは安堵の息を漏らす。途端に、疲労がゲオルグを襲い、体が急に重たくなった。 おぼつかない足取りのゲオルグは、傍の化粧台の椅子に腰を下ろした。大きなため息をついたゲオルグは、そのまま特に 見るものもないので、イレアナの寝顔をぼんやりと眺める。かすかに聞こえる呼吸音を聞きながら、穏やかなイレアナの寝顔を 見ていると、どういうわけかゲオルグもまた穏やか気持ちになれた。ほのかに香るイレアナの香りにかつてその胸元に 逃げ込んでいた頃の記憶が刺激されたのか、どうしようもないほどの眠気がゲオルグを襲う。抗うことを早々に放棄した ゲオルグは5分だけ、と心の中で言い訳をして、瞳を閉じた。 眠りの中、ゲオルグはイレアナに抱かれる夢を見ていた。どうしようもない無価値感に苛まれ、イレアナを頼ったころの夢だ。 夢の中でゲオルグは当時と同じ少年に回帰していた。身を包む暖かさに、鼻腔をくすぐる甘い香り。そして何より頭を優しく 撫で上げる手の心地よさ。ゲオルグは至福だった。 だが、ちょっとまて、何かおかしくないか。どことない違和感が、幸せに浸っていたゲオルグを呼び起こす。辺りに漂う姉の匂いに 問題はない。頭を撫でる手の温もりは確かだ。だか、姉はどこだ。どういうわけだか、傍で優しく抱いてくれているはずの姉が見えない。 途端にゲオルグは理解した。これは夢だと。それから後は早かった。根底が否定された至福の世界はたちまち崩れ落ち、掻き消えていく。 夢は終わり、覚醒へ。掻き消えた夢と入れ替わるようにして視界に光が差し込んでいく。眠りの底から急浮上したゲオルグの意識は、 そのままの勢いで眼を開かせた。 最初にゲオルグの目に飛び込んできたのは白い布の塊だった。次に感じたものは体の違和感。どういうわけか膝をついた状態で、 柔らかい何かに己は突っ伏している。息とともに吸い込んだ空気は女性特有の甘い香りがする。そして――なでなで。何者かに頭を 撫でられている。 「あら、起きた」 上から声が降ってきたので顔を上げると、上体を起こしたイレアナが優しげな微笑を浮かべていた。なでなで。ゲオルグの頭を 撫で上げるこの手の主もイレアナのようだ。 ここまでしてようやくゲオルグは現状を把握した。寝ぼけていたのか、どうやら自分は姉のベッドに突っ伏した状態で眠ってしまった らしい。そしてどうやら先に起きたらしい姉に頭を撫でられているのだ。姉に恥ずかしいところを見られた。慌ててゲオルグは背筋を 伸ばすと、頭に乗せられた手をふるい落とそうとする。だが、軽く頭を振るうと、イレアナは悲しげに眉をひそめた。 「撫でられるの、嫌?」 嫌……じゃない。むしろ心地良い。この心地良さを断れない自分がゲオルグは悔しかった。だが、だからといってゲオルグは 自分が、もっとして欲しい、と臆面もなく言える年齢だと思っていない。己の欲求とプライドで板挟みになったゲオルグは、 気恥ずかしさで視線を脇にそらしたが、頭はなすがままに任せた。そんなゲオルグにイレアナは、ふふっ、と楽しげな声を漏らす。 「ゲオルグは頑張り屋さんだもの、ご褒美を上げないとね。でも、その前に――」 やけに中途半端なところで言葉を止めると、イレアナはゲオルグの頭を撫でていた手のひらの動きを止める。何をするつもり なのだろうか。イレアナの行動を訝しみながらゲオルグは急に動きを止めた腕を見つめる。イレアナは手のひらをゲオルグの 額まで滑らせると、中指を折り曲げて親指に引っ掛けた。1~2秒溜めて、イレアナは中指を弾いた。弾かれた中指はゲオルグの 額とぶつかり、コツン、と音を立てる。つまりはでこピンだった。しかし、なぜでこピン。やはり、女性の部屋に黙って入り込んだのが 悪かったのか。突然のでこピンに、驚きのあまり硬直するゲオルグに、イレアナは弾いた箇所を指先でさすりながら、唇を尖らせる。 「無理しちゃ駄目って言ったよね、ゲオルグ」 確かにそんなことを言っていたな、とゲオルグは朝の会話を思い出す。特に気にも留めていなかったが、それが理由で 自分はでこピンされたのというのか。思いもよらぬ理由に唖然とするが、それでも納得がいかず、ゲオルグは食い下がる。 「別に無理なんかしていない」 「嘘、顔に出てた。疲れてる、って」 そんなに自分は疲れた顔をしていたのだろうか。自分では確認できないところを付かれ、戸惑うゲオルグにイレアナは 言葉を続けた。 「それに、疲れてない人は居眠りなんかしないわよ」 言いながら、イレアナはゲオルグの額を2~3度突っついた。流石のゲオルグも、これには何も言えなかった。ただ俯いて、 押し黙る。そんなゲオルグにイレアナは笑いかけた。 「疲れたら、疲れたって言っていいのよ。ゲオルグ」 幼子に言い聞かせるように、イレアナはゲオルグの瞳を覗き込む。イレアナにここまでされれば、ゲオルグは頷くしかなかった。 「分かった」 「良く出来ました。はい、ご褒美。良い子、良い子」 不承不承頷くゲオルグの頭を、イレアナは満面の笑みで撫でる。イレアナに頭を撫でられながら、ゲオルグは何か 釈然としないものを感じていた。何だろう、男として何か大切なものがなくなった気がする。えもいわれぬ喪失感に、 心の奥底で燻る言葉にもならない不満のような何か。思考の隅でちらつくわだかまりをゲオルグは感じたが、頭を 慰撫する心地良い手のひらの感触と、幸せそうなイレアナの顔を見ていたら、そんなことはどうでもよくなった。 そのままゲオルグは頭を撫でるイレアナの手のひらに身を任せていた。だが、程なく重要なことを思い出し、 心地良さで細めていた目を見開いた。そうだ、無断進入のことを謝らないと。 「姉さん」 「えっ、何」 改まった面持ちでゲオルグが顔を上げると、イレアナは驚いたようで、撫でていた手を離した。姉を戸惑わせて しまったことに罪悪感を深めつつ、ゲオルグは頭を下げる。 「勝手に部屋に入ってすまない」 俯いたまま待っていると、頭に手のひらの感触が戻る。そのまま――なでなで。頭を撫でられた。はっとして 顔を上げると、イレアナは可笑しげに微笑んでいた。 「そんなことだったの。別に気にしなくていいのよ」 許されたことにゲオルグはほっと息を吐く。そんなゲオルグにイレアナは、それにね、と言葉を続けた。 「起きたときゲオルグがいて、お姉ちゃん、とても嬉しかったのよ」 嬉しい?とゲオルグは思わず聞き返す。たとえ姉弟の間柄であれ、イレアナは妙齢の女性に違いないのだ。 勝手にプライベートを侵犯されれば、いい顔なんてしないのでは。そんなゲオルグの当惑にイレアナは笑顔で 返答する。 「うん、嬉しかった。だって、1人っきりで部屋にいるのはとてもとても寂しいもの。そこに誰かいれば、ただいてくれれば、 それだけで安心出来るのに、でも誰もいない。それってすごく悲しいことだと思うの」 穏やかに話していたイレアナの声が、悲しげに震える。イレアナの言葉につられるように、この部屋の中でポツンと 1人ベッドに横たわる彼女の姿を想像したゲオルグは、どうしようもなくやるせない気持ちになった。その悲しみは 顔にまで出ていたらしい。ゲオルグの表情の変化に気づいたイレアナは、にっこりと花の咲くような笑みを浮かべた。 「だからね、目が覚めて、すぐ傍でゲオルグが眠っているのを見たとき、お姉ちゃんはね、すっごく嬉しかったの」 ゲオルグの頭を撫でながら、イレアナは呟く。ありがとね、ゲオルグ、と。イレアナの微笑みにゲオルグは胸の奥で 燃えていたやるせなさが救われた気がした。いや、気ではなく、自分が彼女を救ったのだ。そう実感すると、なんだか とても誇らしい気分が半分、残り半分はなぜかどうしようもなく恥ずかしかった。だからついついゲオルグは視線をそらす。 するとイレアナはそれが可笑しいのか、ふふっ、と声に出して笑った。何が可笑しい、とゲオルグは不愉快な気持ちをこめて イレアナを見つめると、イレアナはばつが悪そうに微笑んだ。ゲオルグの頭を撫でる手が優しげなものから、慰撫するようなものに 調子を変える。 「ごめんね、よしよし。でも、別にゲオルグが可笑しくて笑ったんじゃないのよ。」 どうだか、と心の中で呟いて、ゲオルグは姉をにらむ。イレアナは微笑を浮かべたまま言葉を続けた。 「ただ、ゲオルグって昔と変わらないなぁ、って思っただけよ」 思っても見なかった言葉にゲオルグは方眉を吊り上げた。自分は昔と変わらない。本当にそうなのだろうか。 己の半生を軽く振り返える。昔は守るべきもののため、ない力を振り絞り、精一杯背伸びをし続けていた。 だが今ではどうだろうか。己の体躯と力は見違えるほど大きくなり、背伸びをする必要がなくなったため、 しっかりと地に足をつけた考えが出来るようになった。つまり成長したのだ。だから、今の自分は過去の 自分とは同じ線上には存在すれど、明確に異なっている。そうゲオルグは思えた。だからゲオルグはイレアナの 昔と変わらないという言葉が理解できなかった。どこが変わらないのか、どこが昔のまま成長していないのか。 訝しむゲオルグに、イレアナは笑いかける。 「覚えてる? 私たちがすごく小さかった頃のこと。ゲオルグはそうね、まだ学校に通っていなかった頃かな」 記憶の大逆行を迫られ、ゲオルグは当惑する。流石に幼少の頃となれば記憶は大分あやふやだ。無理に 引っ張り出そうとするが、思い出は楽しかった、暑かった、といった漠然とした印象しか思い出せない。いや、あんまり、 とゲオルグが言葉を濁すと、イレアナは少しだけ残念そうに眉を下げた。それでもすぐにイレアナは気を取り直したように 話を続けた。 「じゃあ、そのころお姉ちゃんはとても体が弱くて、何かあるとすぐ熱を出して寝込んじゃう病弱さんだった、 てことは覚えてる?」 イレアナの言葉に、記憶の鍵がぴたりとはまったのか、今度はゲオルグも思い出せた。確かに当時のイレアナは 体が弱く、やれ遠足だの、やれ運動会だの、やれテストだの、なにかイベントがあるたびに、体調を崩し寝込んでいた。 テストは別にしても、遠足や運動会は兄姉達がそろって楽しみにしていただけに、可愛そうだと思ったことが印象に 残っている。 「その頃はね、寂しかったし、苦しかった。でもそれ以上に悲しかった」 イレアナの湛えていた笑みが消える。当時を思い出したのか、その表情は痛々しいほどに悲しげだ。イレアナの 吐露は終わらない。 「同じ部屋の皆は楽しそうに遠足に行ってるのに、私だけ部屋に1人ぼっち。耳を澄ませば、外から弟妹達の声が 聞こえるけども、それは壁の向こうで全然届かない。まるで私だけ世界から捨てられた気がして、私だけ世界から 拒絶された気がして、だからお姉ちゃん、すっごく悲しかった」 当時のイレアナを想像し、ゲオルグもまた悲しい気持ちになった。悲痛に歪むゲオルグの顔に気づいたらしいイレアナは、 それまでの悲しみを打ち消すように顔をほころばせた。 「でもね、そんなとき、いつもゲオルグがきてくれた。それでね、ずっと傍にいてくれた。1日中ずっと。お姉ちゃん、 すっごく嬉しかったなあ」 嬉しそうに話すイレアナの思い出を聞きながら、ゲオルグはかつて自分が行った献身的な看病の理由を思い出した。 たまたま当時のゲオルグは保健係であり、それも学校に行かない幼児組の保健係の中で最年長だったため、院長から イレアナの看病を命令されたのだ。看病とは何をすればいいのか。何も知らぬ当時のゲオルグの問いに院長は答えた。 ずっと傍にいてあげることだよ。当時のゲオルグは愚直さのあまり、それを言葉通り解釈した。かくしてゲオルグは イレアナが体調を崩すたびに、丸1日彼女の傍に付き添ったのだった。他の兄弟と遊べなくて残念、という当時の 率直過ぎる感想をゲオルグはイレアナに伝えるべきか迷う。逡巡した後ゲオルグは言うのを思いとどまった。 思い出は美しいほうがいい。つまらないことで思い出を傷つけるのは野暮なものだ。 「ありがとうっていうと、恥ずかしそうに目をそらすの。あの頃とちっとも変わらないのね」 可笑しそうにイレアナは微笑む。記憶にない過去を晒されたゲオルグは、恥ずかしくなって視線をそらした。 これではドツボだ。ゲオルグは思うが、恥ずかしさには耐えれない。ふと、ゲオルグの頭を撫でていたイレアナの 手のひらの動きがまるで慰撫するかのように小刻みなものに変わる。 「恥ずかしかったのね、よしよし。でもねゲオルグ、そんな照れ屋なとこもお姉ちゃんは好きよ」 微笑とともに投げかけられたイレアナの言葉に、ゲオルグは自分の耳まで熱くなったように感じた。恥ずかしさのあまり 押し黙ったゲオルグに、イレアナはふふっ、と笑いかける。ゲオルグの頭を撫でる手の動きが、また優しく穏やかな 動きに変わった。 「ありがとね、ゲオルグ。いろんなことしてくれて。お姉ちゃんね、ゲオルグにはすっごく感謝してるのよ」 「そんなことない」 照れ隠しで、ゲオルグはイレアナの言葉を否定する。そんなゲオルグにイレアナは優しく言った。 「ううん、してくれたよ、いろんなこと。頭に乗せたタオルがぬるくなったら取り替えてくれたし、お姉ちゃんが暇だって 言ったら絵本を持ってきてくれた。ご飯だって食べさせてくれた。それにね」 イレアナが、ゲオルグの頭を撫でていた手の動きを止める。全てを忘れたかのようにうっとりと微笑んで、 イレアナは続けた。 「ぎゅっ、てしてくれた」 「ぎゅっ?」 出し抜けに現れた擬態語の意味がわからず、ゲオルグは聞き返す。 「手のひらを手でぎゅっ、て。眠っても調子は悪くなるばかりで、それでもう駄目なんじゃないかって思って、 すごく不安になるときがあったの。辛くて、苦しくて、とてもとても心細かった。だから、傍にいてくれるだけじゃ 我慢できなくて、お姉ちゃんね、手を伸ばしてゲオルグに頼んだの。ぎゅってして、って。そしたらゲオルグは 嫌な顔ひとつせずに手をぎゅって握ってくれた。お姉ちゃん、1人じゃないんだなって思って、すっごく安心したなあ」 思い出を呟きながら、イレアナは嬉しそうに目を細める。イレアナの幸せそうな顔に、ゲオルグは過去の自分を 褒めたくなった。偉いぞ。心の中で呟いて、ゲオルグもまた頬を緩ませた。動きを止めていた手が、またゲオルグの 頭を撫で始める。その心地よさにゲオルグは目を細めて、イレアナの手の動きに身を任せた。 イレアナに頭を撫でられゲオルグはこの上なく幸福だった。この時間が永遠に続けばいいのに。柄にもなく ゲオルグは思う。だが、何気なく覗いた腕時計がゲオルグに現実を教えた。時刻はそろそろ4時になろうとしている。 長居のしすぎだ。己の失敗に心の中で気落ちしながら、ゲオルグは立ち上がる。頭から離れるイレアナの 手のひらが名残惜しい。 「すまない、もう行かないと」 ゲオルグの言葉にイレアナは、そう、と呟いて肩を落とした。イレアナの残念そうな姿に、ゲオルグも胸を痛める。 そのままゲオルグは別れの挨拶を切り出そうとしたところで、イレアナな顔を上げた。 「じゃあ最後に1つお願い、いいかな」 「何?」 ゲオルグが聞き返すと、イレアナは手を伸ばした。 「ぎゅっ、てして」 手を握ってほしい。そんなイレアナの願いにゲオルグは微笑んで頷く。今度はこちらの番だ。今まで貰い受けた 温もりの感謝をこめて、ゲオルグは両手でイレアナの手を包む。するとイレアナは嬉しそうに微笑んだ。 「一緒。あの頃と」 イレアナの呟きに微笑を返すと、ゲオルグは手に力をこめた。 ゲオルグにとって過去の自分は弱者の象徴だった。だから成長しなければ、自分を変えていかなければ、と ゲオルグはいつも思っていた。だが今ゲオルグは思う。変えてはいけないものもある、と。イレアナを想う この気持ちだけは絶対に変えてはいけない。手のひらを通して伝わるイレアナの温もりを感じながら、 ゲオルグはそう決意するのだった。 夕日で赤く染まった孤児院の門をゲオルグはくぐる。長かった孤児院の手伝いもようやく終わったところだ。 これからさらに夜勤があることを考え、ゲオルグの気はめいる。だが、落ち込んだ気持ちに気づいたゲオルグは、 しっかりしろ、と自分を鼓舞しながら帰り道を歩いた。 孤児院の塀に沿ってゲオルグが歩を進めていると、角から現れた2人の人影が声を上げた。 「あ、お兄ちゃんだ」 上がった声は爛漫そうな少女の声だ。 「モニカと――」 人影の片方はハイスクールの制服に身を包んだモニカだった。目を輝かせた彼女をそのままに、ゲオルグは その背後に立つもう1人の人影に視線を向ける。 「――ドラギーチか」 ドラギーチはゲオルグの視線を嫌がるように半歩後ろに下がった。ゲオルグ達への嫌悪感は未だに健在なようだ。 ドラギーチのあからさまな拒絶の態度に気づいていないのか、モニカはゲオルグに歩み寄ると口を開いた。 「こんなところでどうしたの」 「ああ、姉さんが倒れたから孤児院の仕事を手伝ってくれと言われてな」 「そうなんだ。朝、大変だったもんね」 納得したように、モニカは繰り返し頷く。程なくモニカは何かに気づいたように顔を上げた。 「ねえ、お兄ちゃん。あたしが倒れたら、お兄ちゃんはきてくれる?」 「見舞いくらいなら行くが、それがどうかしたのか」 ゲオルグの言葉にモニカは笑顔を作った。 「ううん、なんでもない。ただ聞いただけ」 じゃあね、とモニカは別れの挨拶を告げる。ゲオルグもそれにあわせて片手を挙げると2人の脇を抜けて家路に着いた。 ページ最上部へ
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showrss プラグインエラー RSSが見つかりません。 選択肢 投票 アイテム1 (1) アイテム2 (0) という風に (0) カンマで区切って (0) ね (0) 現在、paint_bbsプラグインはご利用いただけません。 夏祭り、大盛況! ニューあかしや夏祭りが予想を超える大盛況となりました。誠に有難う御座います。ところで、子供達にとっては待ちに待った夏休みが始まります。子ども会では、お泊り会(8月4~5日)、七夕祭り、ちょうちん行列、花火大会(8月5日)を開催します。ちょうちん行列では子供達が先祖供養の意味を込め町内を歌いながら練り歩きます。お宅の前を通る時間になりましたらお菓子をご用意されている方は子供達に手渡しして下さると幸いです。 8月の行事 お泊り会 対象 ニューあかしや子ども会に加入の5~6年生児童 集合 8月4日 午後2時30分 会館へ寝袋持参 夕飯献立 カレーライス デザートにフルーチェ 夜食 流しソーメン 朝食献立 オープンサンドウィッチ ドリンク 解散 8月5日 朝食終了後 参加費 300円 七夕祭り、ちょうちん行列、花火大会 対象 ニューあかしや子ども会に加入の全児童 集合 8月5日 午後6時 開始 午後6時15分頃より出発しておよそ40分程度で町内を回る予定です コース 6時15分頃会館を出発 ⇒ 各区または、合区ごとに回ります ⇒ 会館へ戻ります 花火大会 午後7時30分開始 年に一度の行事であり子供達が楽しみにしています。 ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
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神奈川県統一地方選挙 第18回 2015.04.12 公示 03/26-04/03 投票 04/12 個人用のメモです。誤りがあるかもしれません。 神奈川県選挙管理委員会 横浜市管理委員会 神奈川県 開票速報 神奈川県統一地方選挙 第17回 神奈川県知事選挙 定数1 黒岩祐治 60 無所属(自・民・公・気) 現 1 知事 2,195,764.000 確定 岡本一 69 無所属(共) 新 神奈川労連副議長 665,751.000 “150万円の支払い" いじめ認定は困難 横浜市教委 http //www3.nhk.or.jp/news/html/20170120/k10010847081000.html 2017/1月20日 18時39分 原発事故で、横浜市に自主避難してきた生徒がいじめを受けていた問題で、生徒側が、 同級生におよそ150万円を払わされていた行為もいじめと認定するよう 求めていることについて、横浜市教育委員会は、認定は難しいという考えを示しました .. これについて、横浜市教育委員会の岡田優子教育長は、20日、開かれた市議会の こども青少年・教育委員会で、「関わったとされる子どもたちが『おごってもらった』と 言っていることなどから、いじめという結論を導くのは疑問がある」と述べ、 いじめと認定するのは難しいという考えを示しました。 教育長 岡田優子 教育長 今田忠彦 委員 間野義之 委員 西川温子 委員 長島由佳 委員 宮内孝久 朝鮮学校補助金1400万円増額 神奈川県、授業料値上げで 2016.12.21 02 00 http //www.sankei.com/life/news/161221/lif1612210005-n1.html 朝鮮学校に対し自治体が独自に支出した平成27年度の補助金が前年度比140万円 増の約3億7300万円となり、2年連続で増加したことが20日、文部科学省の内部 資料で分かった。朝鮮学校の児童・生徒数の減少に加え、国の就学支援金の適 用除外を受けて打ち切る自治体が相次ぐ中、神奈川県が朝鮮学校側の授業料値 上げを理由に約1400万円増額し総額を押し上げた。同県の増額には識者から「 不自然だ」との指摘も出ている。 神奈川県知事、今年度の学費補助金支給の方針変えず 朝鮮学校補助金問題 http //www.sankei.com/life/news/151014/lif1510140027-n1.html 2015.10.14 17 29更新、産経新聞 県内5校の朝鮮学校に立ち入り調査したところ、 生活保護世帯や非課税世帯を含む支給対象世帯の9割超が、学費補助金を納付していた実態が明らかになった。 黒岩知事は「寄付という行為は自主性に基づいて行われているものだと思っている。生活 保護世帯が寄付するのは大丈夫かなと心配される方もいると思うが、生活保護世帯は寄付 をしてはいけないということは特にない。それぞれの判断に基づいた結果だ」との見解を示した。 県民の皆様へ -県財政の危機的状況を訴える- 黒岩知事 緊急財政アピール 2012年10月18日 http //www.pref.kanagawa.jp/cnt/p528359.html 神奈川県、1700社に635億円返還へ 独自企業税 最高裁が「違法」判決 2013/3/21 http //www.nikkei.com/article/DGXNASDG2104N_R20C13A3CR8000/ 神奈川県 新市庁舎整備事業の問題点 600億の公共事業(更に増加中) 現行政棟に50億円かけて免震工事をし、あと50年使えるようにしたのは何の為なのか? http //www.jcp-yokohama.com/archives/9106 http //homepage2.nifty.com/kana-ombuds/ - 2014年第18回総会議案書 外国人学校生徒の学費補助、県議会常任委で可決/神奈川 http //ameblo.jp/hinapika/entry-11800058265.html tag 黒岩祐治 阪神淡路大震災 朝鮮学校の補助金→外国人学校補助金へ組み込み 神奈川県議会議員選挙 定数3 伊藤久美子 55 民主 元 1 (元)特許事務所員 13,193.000 赤野孝之 45 維新 現 1 党県幹事長 20,140.000 確定1 小島健一 51 自民 現 3 社福法人理事長 18,794.000 確定2 若林智子 53 ネット 現 1 党共同代表 14,704.000 内田美保子 49 自民 現 2 (元)番組制作社員 18,435.000 確定3 大井康裕 48 無所属(み) 元 2 (元)衆院議員秘書 7,198.000 政党移動しただけで、出馬する方は毎度の顔ぶれ、定数1減 政調費2億円返還命令 横浜地裁、神奈川県議会4会派に 2013/6/20 http //www.nikkei.com/article/DGXNASDG1905S_Z10C13A6CR8000/ 横浜市議会議員選挙 定数7 大貫のり夫 男 67 日本共産党 市会議員 10,345.000 確定5 青木マキ 女 41 ネット グラフィックデザイナー 9,083.000 確定6 中山まゆみ 女 48 自民 政党支部役員 8,930.000 確定7 山下正人 男 50 自民 横浜市市会議員 13,058.051 確定2 小笠原一夫 男 59 民主 無職 5,206.000 平井和彦 男 44 無所属 ソフトバンク社員 2,286.000 藤崎浩太郎 男 35 維新 市会議員 16,027.000 確定1 行田ともひと 男 48 公明党 横浜市市会議員 10,539.000 確定4 横山正人 男 51 自民 横浜市市会議員 11,778.948 確定3 菅野よしのり 男 67 民主 横浜市市会議員 6,586.000 選挙管理委員会のホームページが毎度の如く酷い、基本情報が欠けレイアウトが整理されてないのが致命的 候補者名簿をテキスト化すしてないので(pdf埋め込みも無し)、目の見えない方は読み上げソフトすら活用出来ず困るだろうに。 民主消える
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幾つもの願いがあった 鬼と蔑まれながら只々夢を見た ,/ イ { ヽ、 / 、 / / } イ{ /イ\ l } / ,ハ/ ! \ ` } 、__ ト,! - ,.イ ハ/ / | \ ,..| VI `ヽ、 / >、リ | \ // j /`¨´ l l| `ヽ、 ヽ `ヽ、 // } {、 l l! } 、 ` 、 自身の呪縛を呪い救われた | . i . . .! .|乂ソヽ .; ハ|j 乂り ヽ . . . .i| . i| .. ./ . ’ | . 7 . .|、|! , / . . 7.| . . / . . . .’ | , . . .| ∧ ノ . . . . .`´ . / . . . j . .| | .| . . | . . . . 、 、_ァ ./ . / . ./ . . ./ . . . ./ . | | .| . . | . . . . . .` .、 ィ/ / . 7 . / . . . . イ| . . | | .| . . | . . .∠⌒ . ___」 , / . . .i/ . . . ./ !| . . | 人の歩みを奉ずる為に世界を狂わせた V /`´ノ ヽ ト `ー- '´ { frj.ノ| | / / / / ヽ_j i  ̄ /| ! /レ´ / i ヽ. ' /ノ| | / / i ; | 丶. ‐=- /;. . | | i / / / / ;.r」_ \ ,. '´; i ./ i |/| / / / |; ;|; `T;¬‐,T´」 ; . ;. i/ / 神ではなく人の祈りに剣をとった } ´ ̄ /// / ″ ′イ--'′ / / { \ ゚。 〈___, /イ/ ,_∥ ィ´ { ./ } .、 `¨¨ ー‐ 、 〈 ′ ./ ∥ | {/ } } 入 ー― ..,, \ } / / .∥, ! .. | | { . { ` ー―…¬''⌒ヽ 、________ / / / ∨ } | | { . \ | | / / / ∨ │ 、 \ー‐ \ 真理を知る為に世界に挑んだ ノ/ リ . . ヽ 圦` 丶 |// . . . | . . } .| . . . .. } / . . .八\! ∧ イ l. . . . | . / | . . .l . . /. / . . . . . . .V . . .l .丶 r_、 /l . . l . . . .l / ! . . .! . . ./ 〈 . . . . ./ . . . V .从 . . \ ‐ / .| . . l . . . / | . . .l . / V . / . . . . . }/ . . . .> イ !7ー/ 八 . l ∧ ∨/ . . . ./ . .i斗=≧r ´ // / . . 〉' l .\ 家族の為に生け贄になった V \ ヘⅥ 、 VヘVヘ 丶 | |V | V ヽ \゙\_l\ Vヘ Ⅵ r‐ _ イ l| / Ⅵ l | 、 ヽ Ⅳヘ `l t.._ '´ | | || ,′ リ l | l { ヽ V | ヽヘ  ̄ ̄` ー‐-‐ ,| | || {. 丿 | Vヘ l V | `\ -一 /l /| | \ハ一 ´ / Ⅳヘ ヽ V | ' l'/| | `\ 偽りの地獄の底で本物の愛を知った r=ハ / .レ'".ハ/ ___Y" | )) /`ア=t=―、___ /} V ./ ./,,ィ" ___ノ-二イ r-'-'" i / ) ./ | .Vヘ / `ア rニ二_...>'" / // レ'"r--y'" / /,.. ∧ 〈 / ;;イ/ / fア / .{,/ ./ヲ"/⌒Y,イ 廴___,У >'"/イ .∧ f/ / (,イ ム'./ /_,ハ >'"´ // ./ | その身に持つ力は、親しき者の為に 父の為に、兄弟の為に、人類の為に 祈りの為に、求道の為に、家族の為に、愛しき者の為に 彼らの願いは引き継がれた その思いは語り継がれた 祝福と共に招かれた子供達よ 夢と理想が紡いだ果てを見せるといい ,∥{ ∥ ∥j { / . ∥ / /i'"'''==ヽ /ミヾ j リj ∥ j {! j| 、_ /;ノ ,=ノ |`=! /ニニ>、 ∥;イ ヽ ; |! ヾミ‐- 、 /;'ヘ.ノ リ ! |´ | /ニニニニニ≧ュ〔 . | | 、 `′ /´ ; ヽ、ヤ. ヽ { /ニニニニニニニニ>-、 | !\ ,ィ〈 _,ィヽ、 `ヽ ヽヽ /ニニニニニニニニ/ ,ィ } } !. \ .< / ヽ-┴‐---ゝ j ∥,' さあ、聖杯戦争を続けよう 対応世代(通称) レベル サーヴァント スキル 四十九代目(魔王の妹?) 『??』 アーチャー(???) 【???】 未だ見ぬ勇者の為に 二十二代目(救世の探究) 『??』 アサシン(???) 【???】 人類滅亡を避ける為に 三十二代目(間桐の希望) 『??』 モンスター(???) 【???】 最愛の母の為に 四十二代目(勇者の後継) 『??』 バーサーカー(???) 【???】 他の誰でもない友の為に操作キャラクター 五代目(略奪の鬼姫) 『??』 セイバー(???) 【???】 力を制する為に 五代目(燃焼の戦鬼) 『??』 ガンナー(???) 【???】 静かな明日の為に 三十代目(叛逆の騎士) 『??』 ライダー(???) 【???】 世界に復讐する為に 十二代目(双貌の探偵) 『??』 ランサー(???) 【???】 兄弟の為に
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子供に生まれなくて本当に良かったですよ こどもにうまれなくてほんとうによかったですよ (尾)いかにガキが嫌いかをとうとうと述べた後、オチをつける時に用いる語。
https://w.atwiki.jp/soutetuizuminosen/pages/10.html
{{このページの概要}} 卒業文章や、自分の進路や自分の夢に困ってる人たちのために作りました。 {{例}} 1、鉄道の運転手 理由 交通インフラを動かして、みんなの暮らしを支えたいからです。 2、水泳選手 理由 自分の得意なことをはっきして、仕事をしたいからです。 3、AIなどのit関係 理由 みんなの暮らしを楽にしてあげたいからです。 4、弁護士 理由:困ってる人たちのために尽くしたかったから。
https://w.atwiki.jp/poke-seitai/pages/260.html
●質問 家で子供の飼っているイーブイが進化しそうです。 子供に激しくなついているので、エーフィーかブラッキーに 進化すると思います。 只、子供が始めてポケモンの進化を見るので、 精神的なダメージを負わないか不安です。 子供にポケモンの進化の事をどう説明すべきでしょうか? あるいは進化をキャンセルしてそのままさせておくべきでしょうか? 諸兄方アドバイスお願いします。 ●回答 進化する前に、お子さんにいろいろ説明をした方がいいでしょう。 自分は飼ったポケモンの進路に対しては、飼い主自身に責任を持たせた方が 将来的にもいいと思いますよ。 自分としては説明をさせた上で可能な範囲に進化させることを オススメします。 イーブイ自体、遺伝子が不安定ということで その手の病気に弱いというレポートを以前見たことがありますので…
https://w.atwiki.jp/heavypop/pages/337.html
プログレ(EX) [カテゴリ]ジャンル(タイプ) 曲名 アーティスト 担当キャラ bpm Time Notes [ee2]プログレ(EX) 子供の落書き帳 佐々木博史 Edward 280 1 30 673 属性 階段、辛判定、発狂 譜面 プログレ(EX) 動画 http //jp.youtube.com/watch?v=dnaRo8LWLtw 解説 AC18でLv36→37にアップ↑ GUITARFREAKS 6th drummania 5thからの移植で、ee MALL 2nd avenue経由でAC10で登場。ちなみに移植元ではBPMは半分の140 長い階段が終始続き、若干判定も辛い。この周辺レベルの階段にしてはかなり難しい BPMが早い上、変拍子曲の為リズムも取りにくい。曲に乗れれば対応もしやすい 辛判定だがゲージの回復は速い。最後まで諦めないこと。 名前 コメント 回復がドラムンフライ並に早い、見えた物だけでも押してればそう簡単に赤は切らない -- (2010-10-24 16 39 01) ↓3速では速すぎるという人には5.5速に強制ハーフもおすすめ。 -- 2・5速で遅いと感じる人は3速であっさりクリア出来るかも。 -- GOOD覚悟なら37程度でできるがやはりドラム難曲。詐称がひどい。。 -- アジアンミクスチャーEXの練習曲 -- カドルコアと似てる -- 雰囲気としてはサイフラ<これ<ガガクみたいな感じ? -- クリア目的だけならゴリ押しで何とかなる。ごちゃっと降ってきても諦めないで押せるだけ押してみると意外とゲージは残りました。 -- 100秒をエグくした感じの譜面。とてもレベル的には36じゃないので、クリアのみなら乱推奨。上級曲の階段練習としてはいいけど。 -- へたすると適性40レベでも氏ぬかもしれないというか氏にましたorz -- 2.5速のおかげでNET対戦では楽になったかも -- 36適正の人は中盤の高速大階段連発地帯は無視して後半の回収まで体力温存もあり。クリアレベルはぎりで36。譜面難度は37かなと。 -- 21~24節が難しい。何となくでもいいから押してゲージの減少を抑えて。 -- 道中の階段は詐称レベル。ゲージの回復力は高いのが救い。 -- 36とは思えない高速階段。乱で崩すと楽だが非情に押しにくい箇所も出てくる。 -- これ復活しないかな…高速階段の練習にもってこいかと。 -- 必要な階段テクは40クラスだが回復は物凄く早い(190ぐらい)ので36適正でも餡蜜によるまぐれクリアは出来る範囲。 -- 36では絶対にない。中盤の超階段は確実に39はある。 -- レベル36表記はほぼ詐称と見ていい。実質37~8並の超高速階段譜面。 --
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P.51 カードの記述 「特徴:男性」と「特徴:子供」を持つ 「男性」と「子供」の両方の一方の特徴を持つカードを指します。 「特徴:男性」「特徴:子供」を持つ 「特徴:男性」と「特徴:子供」を持つ 異性
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ビル・ゲイツ / ワクチン ■ ビル・ゲイツと世界のエリートは子供にワクチンを打たない 「字幕大王(2019年4月4日)」より / (※mono....全文略、詳細はサイト記事で。なお下記翻訳文は英文本文を機械翻訳したものですが、大王さんの訳文⇑ の方が良いと思います。) Bill Gates and the World’s Elite DO NOT VACCINATE their own children… and for good reason 「NEWSTARGET(01/22/2019 / By S.D. Wells)」より機械翻訳 ビル・ゲイツと世界のエリートは自分の子供をワクチン接種しない...それには正当な理由がある 生まれたばかりの子供を持つ親が下すことができる絶対的に最悪の医療上の決定は、医師や看護師が、既知の神経毒、外来タンパク質、水銀、ホルムアルデヒド、サルの腎臓細胞、豚ウイルス、人間の中絶で得た遺伝子組み換え細胞などの発がん性物質を乳児に注射することで、乳児の免疫システムを著しく危険にさらすことである。悪名高く陰湿な人口管理フリークでマイクロソフトの巨頭である億万長者のビル・ゲイツは、世界中、特に第三世界の国々で有毒なジャブを推進しているにもかかわらず、自分の子供が成長するときにワクチンを打つことを拒否したのはそのためです。 事実です。1990年代に戻ってシアトルにいたゲイツの元私立医は、"彼が大人として彼らにワクチンを接種させたかどうかは知りませんが、彼が子供として彼らにワクチンを接種することを真っ向から拒否したと言えるでしょう "と述べています。この引用は、医学シンポジウムでのサイドノートの会話の間にゲイツ氏の医師から取られたもので、出席した医師の間で小さな騒動を引き起こしました。それでも、それは遅すぎた - 猫は袋から出てきた、そして今、世界は、根本的に、宗教的に医学の「聖杯」としてワクチンをプッシュするエリートの究極の偽善を知っている、すべての彼らは自分の子供たちの血液や筋肉組織から同じ毒を維持しながら、副作用や有害事象のリスクが高いことを十分に知っている可能性のある利点をはるかに上回る。 ビル・ゲイツの3人の子供、ジェニファー、フィービー、ローリーはワクチンを受けたことがなく、今では健康な若い大人になっています。 1996年から2002年の間に生まれたゲイツの子供たちは水銀とホルムアルデヒドを筋肉組織に注射されたことがありませんでした。待って、あなたは彼がコンピュータ・ソフトウェアで財を成したと思っていたのか?もう一度考えてみてくれ。化学薬品と人口抑制計画には莫大な利益があり、陰湿なビルは毎日その金儲けの牛に乗っているのだ。 TruthWikiによると、「ゲイツは反競争的であることと、プロワクチン狂信者であることで広く批判されている。彼はビル&メリンダ・ゲイツ財団を通じて様々な科学研究プログラムに多額の資金を寄付するなど、多くの「慈善活動」に従事している。ゲイツ氏は、世界の人口問題に対処するために、大量不妊手術のために設計された技術にまで資金を提供している。 群集論は常に大きなデマであり、世界のエリートはそれを知っています。ワクチンを接種された子供達の多くは、毒性のあるジャブの後の最初の数週間の間に、注射されたばかりのウイルスが抜けてしまうことが多いので、お互いに実際のリスクとなっています。ある研究によると、カリフォルニアの最も裕福な家庭(白人であることが多い)は、子供にワクチンを接種していません。 実際、カリフォルニア州の16,000人以上の幼稚園児がワクチンを受けていないのは、白人のエリート主義者の親が、宗教的、個人的な信念、医師の承認した免除を利用して、子供たちを除外しているからです。分かるか?エリートは、予防接種に本質的に何か悪いことがあることを知っているが、彼らはそれについて語ろうとしないだけで、MSMのニュースはそれをカバーしていない。 アメリカの富裕層は、ポリオ、マラリア、MMR、CDCの "非常に推奨されている "毎年のインフルエンザの予防接種などの実験的ワクチンから子供が自閉症になるリスクを冒したくない ビル・ゲイツの元医師によると、医療セミナーで非公開のドアの後ろに引用された、ゲイツは自分の子供にワクチンは必要ないと言ったが、全世界はそうでなければ教育されていないのではないだろうか?CDCは、赤ちゃんは免疫システムが弱く、損なわれた状態で生まれ、7歳までに50回のワクチンを接種しなければならないことを私たちに知らせていないのでしょうか?それは物語ではありませんか? ここでは、ビル・ゲイツ氏のワクチンに対する意見について、セミナーでの自身の医師の発言を紹介します。"彼らは美しい子供たちで、本当に賢くて生き生きとしていて、彼は彼らがそのままで大丈夫だと言っていました、彼らはどんな予防接種も必要ないと" 今、ビル・ゲイツと彼の堕落した財団は、実験的で、テストされていないマラリアワクチンをケニア、ガーナ、マラウイの罪のないアフリカの人々に押し付けています。批評家たちは、これはすべて過疎化計画の一環であり、破傷風のジャブを含むいくつかのワクチンには、若い女の子を不妊にする化学物質が含まれていることが判明しています - ワクチンの機能とは全く関係のない化学物質です。 大量のワクチン接種によって第三世界の人々を病気から守るというビル・ゲイツの「使命」は、自分の子供たちに対する彼自身の個人的な行動に反しており、保健機関やワクチンメーカーとの深い金銭的な協力関係とは縁起が悪い。 ワクチンの安全性を取り巻く腐敗がどのように蔓延しているのか、そしてなぜ世界のエリートたちは、子供たちに実験的で、実験されていない、致命的な神経毒や遺伝子組み換えバクテリアの株を注射させるよりも良いことを知っているのかを、Vaccines.newsで詳しく紹介している。 www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。